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車両の部品脱落について(調査結果) 2020.09.18 apology

                                                   令和2年9月18日

                                               千葉都市モノレール株式会社

 

車両の部品脱落について(調査結果)

 

  先般発生しました弊社車両の走行タイヤのハブナット脱落について、お客さまには、ご心配とご迷惑をおかけしましたことを
 深くお詫び申し上げます。
  脱落原因を調査中としておりましたが、下記のとおり調査結果をお知らせいたします。

 

 

 

 

1 概況

  
  令和2年9月14日(月)、千葉都市モノレール車両基地において、第27編成(令和2年7月新製)の列車検査を実施した
 ところ、014号車No.4位の走行タイヤハブナット(直径47mm、高さ26mm、重さ210g)1個の脱落を発見しました。
  当該車両は、令和2年9月9日(水)実施の列車検査では異常がなく、9月11日(金)~9月14日(月)の運行時に脱落
 したものと考えられます。
  令和2年9月14日(月)終電後の夜間作業において、軌道桁内の緊急点検を実施しましたが、現在のところハブナットの発
 見には至っておりません。
  また、現時点での被害のお申し出はございません。
  当該車両は、発注先である千葉都市モノレール車両製作共同企業体(構成員:三菱重工エンジニアリング株式会社、三菱電機
 株式会社)から令和2年7月18日(土)に完成引渡を受けた車両であり、その際の完成検査において異常はなく、その後、通
 常の列車検査においても異常はありませんでした。

 

2 原因

  
  車両新製時に、走行タイヤアルミホイールに塗布した防錆用塗料(透明)がハブナット座面にも塗布された状態でハブナット
 を取り付けたため、固化した塗料が走行中の振動で抜け落ちてしまい、ハブナットが緩んだことが原因です。

 

3 緊急点検の実施                        

  

  令和2年9月16日(水)までに、全車両(16編成32両、当該車両を含む)の緊急点検を行い、他には異常がないことを確認し
 ております。
  なお、ハブナットが脱落した第27編成については、ハブナットが接する座面の塗料を除去し、規定トルクで再締め付けを実施
 しております。

 

4 再発防止策                   

 

 (1)車両製造メーカーには、再発防止のため、チェック体制の強化及び当該部へ塗装を今後実施しないよう文章で指示を行い
    ます。
    なお、次回製作する車両から、工場での中間検査時に当該部の施工状況を確認します。

 (2)当社の再発防止策として、新製車両納車時は、運用開始から初回月検査(90日周期)時に実施しておりましたハブナット
    のトルク点検について、運用開始から30日以内に実施し、部品落下及び初期故障発生を未然に防止します。

 

5 お問い合わせ窓口 
                   

  千葉都市モノレール株式会社 運輸部車両課  電話:043-287-8214(平日8:30から17:00まで)

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