企業理念と行動指針
● 企業理念
“人と街を結ぶ”事業を通して、地域の発展に貢献します。
安全・安定輸送を提供し、常にお客様から信頼される公共交通を目指します。
安心、快適にご利用いただくため、お客様の立場に立ったサービスを提供します。
創意と工夫により、互いに高め合う活力ある職場をつくります。
● 行動指針
私達は、お客様の安全を最優先します。
私達は、法令を遵守し、誠実に行動します。
私達は、お客様に感謝し、真心を持ったサービスを提供します。
私達は、沿線の人々とのつながりを深め、地域の活性化に努めます。
私達は、活発にコミュニケーションを行い、明るい職場をつくります。
● コーポレートスローガン
「安全・笑顔・真心 千葉モノレール」
お客様や社会に対して果たそうとする内容を簡潔な言葉で表現しました。
会社概要
社 名 Company name |
千葉都市モノレール株式会社 Chiba Urban Monorail Co.,Ltd. |
創 立 Founded |
昭和54年3月20日 March 20,1979 |
本 社 Head office |
千葉市稲毛区萩台町199-1 Tel:043-287-8211(代) 199-1,Hagidai-cho,Inage-ku,Chiba-shi, Phone043-287-8211(key number) |
代表者 Representative |
代表取締役社長 小池 浩和(こいけ ひろかず) Hirokazu Koike, President |
資本金 Capital |
1億円 \100,000,000 |
事業内容 |
・軌道法による一般運輸業 ・土地、建物及び施設の売買及び賃貸並びに建設業 ・駅施設等における食堂、売店、コインロッカー及び店舗の経営並びに駐車場の経営 ・広告、宣伝の請負及び代理業 ・旅行業 ・酒、たばこ、郵便切手及び収入印紙の販売 ・前各号に付帯する一切の事業 |
出資割合 | 千葉市・・・・92.966% 企業・金融機関・・7.034% |
※令和6年6月30日 現在
運転の概要
1号線 | 2号線 | |
路線 | 千葉みなと〜県庁前 | 千葉〜千城台 |
営業キロ | 3.2km | 12.0km |
駅数 | 6駅 | 13駅 |
平均駅間距離 | 約0.9km | |
開業時期 |
・平成 7年8月1日 千葉みなと~千葉 ・平成11年3月24日 千葉~県庁前 |
・昭和63年3月28日 スポーツセンター~千城台 ・平成3年6月12日 (仮)千葉~スポーツセンター |
運行間隔 平日 |
運行 区間 | 千葉~県庁前 | 千葉~千城台 | 千葉~千葉みなと |
朝ラッシュ 6:01~9:00 |
平均15分 | 平均6分40秒 | 平均5分 | |
日 中 9:01~21:00 |
平均15分 | 平均12分 | 平均7分 | |
早朝・深夜 始発~6:00 21:01~終電 |
平均15分 | 平均14分 | 平均8分 |
所要時間 | 約10分 | 約24分 |
表定速度 | 約20km/h | 約30km/h |
車両形式 | サフェージュ式懸垂型モノレール | |
車両定員 | 1000形:2両編成166人 0形:2両編成156人 | |
運転方式 | ワンマン運転方式 | |
運転保安設備 | ATC |
沿革
1.モノレールの導入・設立
千葉市を中心とする千葉都市圏では、高度成長期の昭和40年代から人口や自動車が急増したことにより、千葉市内の交通事情は悪化し、道路の混雑、都市機能の低下、環境の悪化等様々な問題が顕在化していました。
そこで、千葉県及び千葉市が中心となって、首都圏の主要都市としての交通環境を改善すべく、調査検討を重ね、昭和51年に都市モノレールを導入するためのマスタープランが策定されました。
その後、モノレールの事業化が決定し、ルートについてもマスタープランのうち当面事業化を図る区間として現在のルートを決定し、同時期に機種が決定しました。機種の選定にあたっては、機種選定委員会により経済性、安定性、無公害性、快適性、都市美観性等について検討され、総合的に判断して懸垂型モノレールが採用されました。
具体的には、懸垂型モノレールは走行装置がボックス桁内にあることから、天候に左右されないこと、低騒音であること、厳しい曲線や勾配に対応できること等の利点が評価されたものです。
懸垂型の長所
1.箱形軌道桁の中に車輪、台車、主電動機等の走行装置が組み込まれ、車輪にはゴムタイヤ
を使用しているため、騒音・振動がほとんどない。
2.曲線の多い路線でも、懸垂リンクの作用で車両の横振れが少なく、案内輪の作用により小
さな揺れを防止できる。
3.鋼製支柱で設置余裕幅が狭いので、道路幅はあまり広く必要しない。
4.支柱、桁が工場製作なので、工期が短く、周辺道路への影響が少なく施行できる。
5.走行路面が軌道桁で覆われているので、雨や雪など天候の影響を受けない。
2.会社の設立
千葉都市モノレールのインフラ外部の建設、管理修繕及び運営会社として、千葉県及び千葉市出資による第3セクター方式で昭和54年に「千葉都市モノレール株式会社」が設立されました。第3セクター方式は、交通ノウハウの導入、経営の安定化、経営責任の明確化、県及び市の財政負担軽減、工事の効率的施工などの理由により採用されたものです。
3.着工・開業
昭和57年に工事が着手され、昭和63年に待望の第1次開業としてスポーツセンター~千城台間が開通しました。その後、千葉~スポーツセンター間、千葉みなと~千葉間、千葉~県庁前間と3回延伸され、現在の運行路線となりました。
4.会社再建
千葉都市モノレールの輸送人員は、千葉市の人口が伸び悩みや開業の遅れ等により、当社の見込みと比べ大幅に乖離しました。また、初期投資した設備に係る減価償却費の負担が重く、その結果、開業以来構造的な赤字状態が継続していました。会社損失は累積し、平成6年度以降は債務超過状態に陥っていました。この間、会社では駅の無人化や設備投資の削減等様々な経営の合理化を図りながら、千葉県や千葉市からも増資、借入金の利子補給、 資金の援助等により支援を受けてきましたが、抜本的対策には至りませんでした。
しかしながら、“千葉都市モノレールはその利便性、便益性は極めて高く、次世代に残すべき大切な社会的資本である”との認識のもと、会社の抱える 累積債務を一掃し、単年度黒字を実現する抜本的な対策を講じることとなり、平成17年度末に千葉県、千葉市及び株主各位の理解と支援により会社経 営再建の方向が決まり、策定された再建計画に基づき平成18年度から再建策を実行してきました。
経営再建は、1)会社自らの「経営改善」、2)県・市並びに株主各位の支援による「公的支援」、3)「モノレールを核とした街づくり」、の三本柱 で実施することとし、実施に当たっては国土交通大臣から産業活力再生特別措置法に基づく「事業再構築計画」の認定をいただきました。
経緯
昭和46年 新交通導入のための調査に着手
昭和51年 モノレールマスタープラン策定
昭和52年 千葉都市モノレール事業化決定
昭和52年 機種を「懸垂型モノレール」に決定
昭和54年 「千葉都市モノレール株式会社」設立
昭和56年 軌道運輸事業特許取得
昭和57年 工事着手
昭和62年 1000形第1編成搬入
昭和63年 第1次開業(スポーツセンター~千城台間)
平成 3年 第2次開業(千葉~スポーツセンター間)
平成 6年 5,000万人乗車達成
平成 7年 第3次開業(千葉みなと~千葉間)
平成 9年 1億人乗車達成
平成11年 第4次開業(県庁前~千葉間)
平成13年 懸垂型モノレールとして営業距離世界最長のギネスレコード登録
平成18年 会社再建
平成20年 開業20周年
平成21年 3億人乗車達成
平成24年 アーバンフライヤー0形営業運転開始
平成25年 開業25周年
平成27年 4億人乗車達成
平成30年 開業30周年
令和 3年 5億人乗車達成
令和 4年 アーバンフライヤー0形営業運転開始10周年