奇を衒う(てらう)という言葉があります。
「一風変わったことをする。」(広辞苑)という意味だそうですが、奇策、奇襲、奇妙といった“奇”という字を使う言葉イメージから、私はどちらかというと、王道を外れたことを想像してしまいます。しかし、よく考えてみると、既成概念に囚われていると、新しいもの、特に画期的なものは、なかなか生まれないものなんですよね。
ヨーロッパには、路面電車に自転車を乗せて移動するということが、日常的な風景として見られる都市もあるんだそうです。
日本の鉄道では、長らく車内への自転車の持ち込みは、基本的にNGの扱いであるというのが、社会通念上(実際のルール上も)の常識となっていますけど、自転車という便利な乗り物を自宅の近所だけでなく、出先でも使えたら便利な気がしますよね。。。ということで、奇を衒って(てらって)実験してみました。
去る8月11日に、“サイクル&モノレール”と題し、自転車を車内に持ち込んでみたのが右の写真です。
写真に写ってる範囲で、12台の自転車が積み込まれてます。
混雑時間に限らず、日常的にもこんな状態となってしまうのは、ちょいと問題がありそうですけど、逆を言えば解決しなくちゃならない問題が分かったとも言えるわけで、どうやって解決していくのかだと思います。
自転車は、排気ガスを出さないクリーンな乗り物ですし、機動性も優れています。
千葉市は自転車レーンの整備も進んでますので、モノレールを降りたら自転車で目的地へGO!なんてことになれば、千葉市でもっともっと楽しく遊べそうです。。。
趣味の自転車と交通手段としての自転車は、分けて考えるのも一手かも知れません。
自転車をモノレールと連携した交通手段として活用していくという視点で考えると、まだまだ知恵の絞りどころがありそうな気がしたイベントになりました。
奇を衒う(てらう)ってだけじゃ、単なる変わり者ですからね。 |
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ずら〜っと並んだ自転車
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階段の上り下りは、最大のネックですね。。 |